とうも!!EMAです(^^)/
当ブログへのご訪問ありがとうございます。
今回は、太陽光発電のシミュレーションにおいて重要な平均発電量の求め方を書かせて頂きます。
【目次】
はじめに(目的)
皆さんは、何を求めて太陽光発電を設置しますか?
多分大半の方は、売電による収入を目的としているのではないでしょうか?中には、地球温暖化抑制のために、少しでも協力できるように設置するっていうような神がかった方もいるかもしれません。EMAの場合は、100%売電収入目的です。元が取れないようならば絶対に設置しません( 一一)笑
どちらにせよ実際ににどれくらいの発電量があるのか!?って大事ですよね。
太陽光を導入するにあたり、必ずメーカー側で発電量(期待利益額)のシミュレーションは行ってくれると思います。
しかし、メーカー側の計算値って本当に合っているのでしょうか?メーカーのホームページでもシミュレーションできますが、パネルの劣化率や損失は、含んでいませんよね?中には、良心的なメーカーもあるとは思います。契約まで進むとメーカー側も詳細の発電シミュレーションをしてくれるでしょう。しかし、導入側にとって欲しい情報は、1年目の発電量だけではなく、10年後あるいは20年後の発電量ではないのでしょうか?
こちらの記事では、シミュレーションの基盤となる発電量の求め方を説明しております。実際に導入するのであれば、メーカーの算出した値だけを鵜呑みにするのではなく、自分で計算してみてください。導入時~25年目までの劣化率を考慮した発電量を想定できることにより、より実際の結果に近づけることができると思います。
日射量から発電量を算出する方法
太陽光の発電量は以下の式を用いて算出することが可能です。
年間予想発電量(Ep)計算式
Ep=H×K×P×365×1
H=年平均日射量/接地面1日あたり
K=損失係数
P=システム容量
365=年間日数
1=日射強度
損失係数とは?
セルの温度上昇による損失、パワコン・配線・受光面の損失になります。
・パワコンの損失は、約2~10%
・太陽光パネルの汚れによる損失は、約5%
・熱による損失は、-10%~35%
こちらを全て合算すると、-3%~35%程の損失となります。
一般的には、15%~30%を損失係数としてよく設定されております。
今回は、25%を損失係数として計算します。
年平均日射量を求める
日射量は外部サイトで算出できます。
では、ご自宅の年間平均日射量を求めていきましょう。
日射量は、NEDOの観覧システムを使用します。NEDOとは、新エネルギー・産業技術総合開発機構のことで、国立研究開発法人の一つです。
NEDO 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構
※2020年10月頃までは、WEB閲覧できましたが、セキュリティの都合上ダウンロードでしか確認できないようになっております。
使用方法は、こちら👇の記事を参照してください。
①年変動平均値:3.92kWh/m2
②最適傾斜角平均値:4.40kWh/m2
南向きの最適な角度にすると更に日射量アップが望めますが、今回は、①年変動平均値を使いましょう。
シムテム容量
こちらは、太陽光パネルの容量です。屋根を片流れのような太陽光を載せるのに適した形状にすれば、搭載できる数も多くなります。メーカー方に太陽光を載せる前提で見積りをしているのであれば、kw数の表記はあると思います。または、目標の月売電額からの逆算も可能となります。
では、実際に計算してみましょう!!
年間発電量=日射量×損失×システム容量(今回は7kw)×365×日射強度
=3.92×(1-25%)×7×365×1
=7,511.7kWh
この計算で算出したの数値が年間の発電量になりますので、こちらに売電価格を掛け算すると年間売電価格が算出されます。また、12ヶ月で割り算をすると毎月の発電量/売電量を算出することが可能です。
・年間売電価格=7,511.7×21(2020年度価格)=157,745円
・月間発電量 =7,511.7÷12=625.975kWh
・月間売電価格=625.975×21=13,145円
今回は、①年変動平均値で算出しましたが、屋根の傾斜を考慮した②最適傾斜角平均値で計算するとさらに発電量が大きくなりますね。
内容さえ分かれば簡単な計算ですので、一度はセルフチェックをしてみて下さい。また、素人ですので、修正点あれば、ご教授の程宜しくお願い致します。